有限会社 イエロージャム 藤野 秀樹様

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“らしさ”を引き出すことで、そのアーティストのブランドがつくられていく

受講生

有限会社 イエロージャム 藤野 秀樹様
代表取締役社長 / 音楽アーティストマネジメント
HP:https://www.yellowjam.jp/

受講に至った背景について

「アイデンティティを確立すれば、ターゲットを明確化できる」と考えた

イエロージャム公式サイト
※イエロージャムの公式HP

アーティストや作詞家・作曲家のマネジメントを行う音楽事務所の代表を務めています。他にもアーティストに楽曲を提供したりと、「音楽」をキーワードにビジネスを展開しています。 ブランディングを学んでみようと思ったきっかけは、アーティストの持つアイデンティティを確立して言語化することで、音楽を届けるターゲット層を明確にできるのではと思ったからです。音楽業界ってブランディングを意識しなくても成り立つ部分が多いのですが、それだと「なんとなく好き」「なんとなくカッコイイ」という感覚的なものに頼りがちです。

アーティストのマネジメントに携わる者として、アーティストの持っている魅力や個性をしっかりと確立して言語化することで、「私はこんなブランドを持ったアーティストです」と唯一無二の存在として訴求できると考えました。アーティストのアイデンティティが確立できれば、音楽を届けたいユーザー層を明確に絞れるし、そのユーザーに対してアーティストの魅力を余すことなく伝えられるのではと考え、ブランド・プランナー協会の講座の受講を決めました。

講座を受講した感想について

「違いをつくらなくちゃ」という考えから180度の大転換が生まれた


※視点が変わった当時の心境を語る

ブランディングを学ぶ前は、「モノや情報が溢れて価値観も多様化している世の中で、他のアーティストとの違いをつくり出すのは至難の業」と思っていました。どうしても、「差別化するには、他のアーティストとの違いを無理してでもつくらなくちゃ。そのためには、外部から新しくて斬新なものを取り入れないと」という発想に陥りがちだったからだと思います。

そんな時に、講座で教えてもらった「ブランディングは大企業だけのものじゃない。会社の規模に関わらず内側から“らしさ”を確立していくことで、他社との違いはおのずと明確にできる」という考えに衝撃を受けました。私の中では、“大企業=ビッグアーティスト”として解釈しましたが、アーティストの認知度や人気度、プロモーションにかけた予算うんぬんではなく、内側からアーティスト“らしさ”をつくりあげることで、そのアーティストだけのブランドがつくれるんだって納得できましたね。それまでの、「違いをつくるには、外からいろいろな要素を付け足さなくちゃいけない」という考えから180度の大転換でした。

ブランドの原石は外ではなく、アーティストの中で眠っている

早速、自社のアーティストで学んだ内容を実践してみました。インタビューやディスカッションを繰り返しながら、アーティスト自身が本来持っている考えや想い、音楽を通して叶えたい夢や発揮できるバリューが引き出されていき、そのアーティストにしかない“らしさ”が少しずつ見えてきたと思います。そして、その“らしさ”を育てていくことで、他のアーティストとの違いがおのずとつくられていくんだなと実感しました。

どうしも、「世の中にまだない斬新な何かを見つけてこなくちゃ」って考えがちですが、アーティストの中にあるものを引き出して、カタチにして、育ていくことでアーティストのブランドは形成されていくんですよね。それを実感できたのが、何よりも大きな収穫だったと思います。

実感している効果

ブランドイメージをアーティスト側から戦略的に構築していきたい

藤野さん
※学んだことを活かし意思表明をして頂きました

受講後は、これまでのアーティストのマネジメントや音楽シーンの出来事を考える時に、私なりの視点を持てるようになりました。「なぜ、このアーティストはこう考えるんだろう?」「なぜ、音楽シーンでこんな現象が起きるんだろう?」という、“なぜ”を追求することで、物事の本質や根元を捉えて考えたり見たりすることができるようになりました。私の中で、アーティストや事業との関わり方に変化が起きていると思います。

今までだったら、ヒットした作品がそのアーティストのブランドイメージを形成していたので、なかなかマネジメント側でコントロールできませんでした。でもブランディングの手法を取り入れることで、アーティストのブランドイメージを戦略的に構築することができると思います。ヒット作の印象からブランドイメージがつくられていくのではなく、アーティスト側がしっかりとしたブランドを形成して、それを世の中に認知してもらうことで、時代や流行に左右されない芯を貫けるはずです。

ぜひ、インタビューの実践を積める機会を設けて欲しい

実際に自分でキーパーソンインタビューをやってみた感想ですが、話を引き出すのって難しいなって思いました。インタビューする側もですが、インタビューされる側も慣れていないので、どうしても表面的な受け答えになりがちです。エモーショナルな深い部分まで踏み込んでいくのには、慣れとテクニックが必要だなっていうのが実感です。 講座の中でも、インタビューのワークショップが設けられていますが、もっと練習を重ねられる機会があればいいなって思いますね。だって、インタビューって一人ではできないでしょ(笑)。

和田

協会より受講を検討している方へ

講座を通じてアーティストのブランドづくりに踏み出した藤野様。ブランディングに関する考え方や考える順序がフレームワーク化されているので、“すぐに実践できる点”も受講を決める大きな動機となったそうです。

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